大学生の社会科見学シリーズ★!
こんにちは!カメラマンのつばさです!
今回は山都町の「MARUKU」さんに伺いました。
今回お話を伺ったのは、MARUKUさんの取締役、クリエイティブディレクターである有川さんです。
有川さおりさん
株式会社MARUKU
取締役
クリエイティブディレクター
MARUKUとは?
MARUKUさんは2017年に設立された、新しい企業です。
Webインテグレーション事業を中心に、ITに関する様々な事業を行なっています。
MARUKUさんの最大の特徴が山都町に本社があるということです。
なぜ山都町に?
IT企業は福岡や、東京など大都市に本社を構えるのが一般的です。
ではなぜMARUKUさんは山都町に?
その疑問には同じく山都町の企業である通潤酒造さんが関係しています。
通潤酒造の山下社長から
「山都町をITの力で盛り上げたい。山都町の現状は若い人の受け皿がなく、若年層の流出が止まらない。それをITの力で改善してほしい。」
と言われたそうです。
もともと地方創生に興味のあった有川さんは即決します。
実際に山都町に来てみて
実際に山都町に来て最も感じたことは「人がいい」ということです。
それを象徴するエピソードがあります。
MARUKUさんが山都町へ来た冬、山都町は記録的な寒さで有川さん達が住む予定だった家は水道管が爆発してしまい、住むことができませんでした。
困り果てているところで、ある町民の方が「使っていないおばあちゃんの家を使って欲しい。」と言ってくださったそうです。
東京暮らしが長かった有川さんには信じられないことで、とても感動されました。
MARUKUさんの事業内容
MARUKUさんはWebインテグレーション事業を中心に事業を展開しています。
Webインテグレーション事業とは「サイト作り、イベントサイト作り、アプリ開発などWeb上でできるサービスを提供する事業」です!
そしてWebインテグレーション事業で得た利益を地方創生事業に投じています。
通潤橋支援プロジェクト
MARUKUさんでは現在、通潤橋の支援金を募るサイトを製作するプロジェクトを進めています。
通潤橋の募金サイトはすでにあり、震災直後は多くの支援金が集まりました。しかし、時間が経つにつれて、世間の関心は薄まり、額が少なくなります。
通潤橋には維持管理にも多くのお金を必要とします。
そこで、復興という名目ではなく、通潤橋を愛しているという人からの募金サイトを考えました。
それは募金した方に山都町の返礼品を送り、山都町を知ってもらい、山都町のファンにするというものです。
募金をした人が山都町をもっと知り、山都町を訪れて、さらに良さを発信するという好循環ですね!
そのためには、はじめに募金するためのサイトが魅力的である必要があります。MARUKUさんの腕の見せ所です!
MARUKUさんの魅力
小山さんの営業法
MARUKUさんの社長である小山さんの営業は少し変わっています。
今持っているレベルの技術より少し高いレベルの技術を必要とする仕事をもらってくるそうです。
そして、社員の皆さんが、小山さんを嘘つきにしないために一生懸命努力して、その仕事をこなしていきます。
有川さんは「自分の会社の代表である小山さんをすごく尊敬している。」とおっしゃっています。そのような信頼関係があるからこそ成せる仕事です。
現状維持の会社ではなく常にレベルアップしてるんですね!!
ゼロからイチを創り出す
都心と比べると熊本のIT企業は下請けの会社が多数です。
しかし、MARUKUさんは自ら提案し、作り、維持管理する。
全て自分たちでやる。そのゼロからイチを創り出す苦労はとてつもないですが、その分やりがいがあるそうです。
そのために重要なのは、初めての感動を忘れないことです。
美しい棚田、力強い通潤橋、豊かな自然。山都町には五感で感じるコンテンツが多くあります。
そのような熊本、山都町の魅力を発信するために、MARUKUさんは日々努力しています。
まとめ
MARUKUさんの取り組みは、地方の若者流出という社会問題を解決するための一つのモデルケースになり得るものです。
山都町での活動を一つのモデルケースとして、他の地域で全国展開していきたいと有川さんは語っています。
社会的に見ても非常に意義のある活動ですが、単純に熊本を、山都町を大好きな人間として応援せずにはいられません!今後の活動にも注目です!!
平成30年度6月11日現在
※内容・金額が変わる可能性があります。
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取材日 平成30年度3月6日
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