[通潤酒造] Twitterフォロワー数が国内酒造1多い通潤酒造の社長の話を聴いてみた★

概要

大学生の社会科見学シリーズ★!国内酒造1Twitterフォロワー数が多い「通潤酒造」の山下社長のもとへ

通潤酒造

今回、お話を伺ったのは通潤酒蔵の山下社長。大学時代、経済学を専攻されて、卒業後は銀行員として東京でお仕事をされていました。
その後、山下社長が27歳の時に山都町に帰ってこられ、平成9年より現在の通潤酒造で12代目の当主をされています。
観光協会をはじめとし、山都町の観光業活性事業やまちづくりに精力的に取り組まれています。


もともと銀行マンだった山下社長!
山都町での取り組みにもその知識が生かされています

 

山都町でのまちづくり

山都町では、インフラの整備に力を入れています。光ファイバーが一昨年の秋に来たのですが、これは熊本では下から2番目という遅さでした。
行政に働きかけ、ようやく光を山都町に引くことができたそうです。

山下社長が当初から取締役を務めている半官半民(いわゆる第3セクター)の「まちづくりやべ」では、光コラボレーション事業を展開しています。
一時期、まちづくりを自分たちで法人化を推奨する取り組みがなされ、数々の事業が失敗に終わる中、「まちづくりやべ」のこの取り組みは成功事例として、注目を集めました。

*光コラボレーション事業:NTTが引いた光を卸売すること。この事業をするのは大手ばかりなのだそうですが、初めて第3セクターに事業委託したそうです。

今後は、防災や健康産業にも

光コラボレーション事業で、「まちづくりやべ」で利便性を向上させることで、街の人々に使われるものとなってきました。そして、今後は防災無線の拡充にも力を入れて行くそうです。また、山都町に宮崎県の方の防災拠点という観点からもまちづくりを進めていくそうです。

町内での高齢化が進む中、健康産業の実験の場として、今後の日本全国で問題となるであろう高齢化社会問題についても取り組まれています。

通潤酒造の経営について

通潤酒造

通潤酒造は1770年に始まり、もうすぐ250周年を迎えます。まちの造り酒屋として始まった酒蔵です。通潤酒造の持つ魅力をちょっとだけご紹介します。

  • 純米吟醸酒「蛍丸」

    こちらの「蛍丸」実は、刀剣女子に大人気のお酒なんです。コミケへの出店など、これまでの酒造のイメージとはかけ離れた場でも人気を誇っています。

  • クラウドファンディングを通した酒蔵の創造的復興への挑戦

    築200年を超える蔵

    平成28年度熊本地震によって、県内最古の酒蔵である1792年に建造された寛政蔵が大規模半壊の被害を受けました。この酒蔵をただ前の状態に戻すのではなく、観光酒蔵へリノベーションし再生させるそうです。クラウドファンディングについては、通潤酒造 新しい物語ファンドをご覧ください。

『付加価値は人がつけるものであり、サービス業はダイレクトに付加価値につながる』と語る山下社長。他の酒造との何が違うのかを言える人材育成に力を入れているそうです。

また『現在、商品を消費すると言うより情報を消費している人が多い』そう。そのため、商品のパッケージのデザイン変更や、観光酒造へのリノベーションに取り組まれています。蛍丸のデザインへのこだわりもとても面白いので、ぜひ通潤酒造日記「蛍丸が蘇るまで」をご覧になってください♪

詳しくは通潤酒造さんの公式ホームページで酒造りへのこだわりや素敵なお酒を探してみてください♪

終わりに

後期高齢化社会が県でも進んでいる中、健康産業にも着目し、IoTの最先端地になるために有線だけでなく、無線を発達させ、さらにネット環境を整え、山都町は熊本市内より空港に近い=東京に近いと行った土地の利点を活かしつつまちづくりに取り組まれている社長のお話を伺い、山都町の魅力を感じることができました。

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