[石山離宮 五足のくつ] ★15周年記念★エキゾチックな雰囲気が漂う天草のお宿

五足のくつ

今回は、天草の下田温泉にある「五足のくつ」をご紹介します。オーナーの山崎さん、支配人の中川さんに案内していただきました。

「石山離宮 五足のくつ」について

天草の下田温泉

「石山離宮」五足のくつは、天草の下田温泉にあります。下田温泉は、もともと天草に住む人々の湯治場として人気の温泉街だったそうです。現在も、湯治をメインにいらっしゃるお客様もいらっしゃいます。時代の変化に応じたお宿を提供する五足のくつの魅力を学生目線で見てみました(^^)★

まず、はじめに驚いたのはお宿に到着するまでの道のりです。急な坂をぐんぐんと登っていきます。急な坂道を旅行者にとって良くないと思う旅行業界の方もいるようですが、山崎さん曰くこの坂が大事なんだそう。急な坂を登ることで、現実世界から気持ちを切り離すこともでき、非日常感を感じる第一歩となるそうです。また、一つの山を削ってできたという「五足のくつ」は、それ自体がまるで山でできているようでした。実は、この山は天草陶石の原料とが採れる『石山』なのだそうです。そのため「石山離宮 五足のくつ」というお宿のお名前になったそうです。

五足のくつ

五足のくつ

五足のくつには、いくつもの離れがあり、まるで一軒家に住んでいるような雰囲気を味わえます。まずは、こちらの入り口・・木々に生い茂っており、つい先程まで見えていた天草の大海原もここに来ると全く見えません。ここはどこなのだろう・・今、私はどこにいるのだろう・・そんな気分になってしまいます。

五足のくつ レセプション

実はここ、レセプションなのです!

橋を渡り、奥へ進むとガラス張りのお部屋があります。ゆったりとした腰掛けのあるこちらのスペース。実は、レセプションです。かつての宣教師の養成学校「コレジオ」をもとにして、つくられたそうです。レセプションというと、立って記入する場所があるのが当たり前ですが、こちらでは、お客様にゆったりとリラックスした気持ちで受付をしていただきたいという思いから、座ってできるように工夫されているそうです。癒されにきたお客様が、ホテルの受付で緊張しないような配慮がなされています。もう、ここ五足のくつでしか味わうことのできない特別な時間は始まっているのです。

次に、私はあるお部屋に案内していただきました。外見は、日本によくあるような瓦造りの建物です。入り口に飾ってあるしめ縄が気になります・・・(もう、お正月はとっくに過ぎています。なぜしめ縄が飾ったままにしてあるのだろう・・?)

外見は和風の造りですが・・玄関奥の絵は?

こちらのしめ縄には、天草ならではの深い理由が。天草において、キリスト教が厳しく取り締まられていた時代に、人々は『キリスト教信者ではない』ということを示すためにしめ縄を飾っていたそうです。しかし、一方で『隠れキリシタンである』ということも暗に示していたという説もあるそうです。「五足のくつ」でも、「旅館 伊賀屋」でも、また天草の民家の玄関口でも見ることができるので、行った際には是非探してみてください。

扉を開けると、奥に見えるのはキリスト絵画。
さらに進むと・・

五足のくつ

キリスト教音楽が館内全体を包みこんでいます

まるでキリスト教会のような造り!!

天井に見える、なだらかなアーチは、職人さんがひとつひとつ手作業で作ったものだそうです。和風な造りからは全く想造できない内装です。暖かな間接照明に照らされ、キリスト教音楽が流れる空間は、言葉では表し難いものでした。

お部屋を覗いてみると・・・

五足のくつ お食事処

実は、こちらお食事専用のお部屋です!

お食事のためのお部屋でした。
オーナーの山崎さん曰く、これからは「孤食」が当たり前の時代となるそう。昔は、ひとつの部屋に家族みんなが集まり、その部屋でご飯を食べ、夜はそこに布団を敷き寝ていました。今はどうでしょうか?食事をとる部屋と寝る部屋は、別々ではありませんか?この形が当たり前となった時代に、食べるところと寝るところを同じ場所にしては、お客様のニーズに応えることができないのだそうです。

テラス席

朝食会場は海の見えるテラス席で

また、朝食会場はテラス席になっていました。ここから見える景色は、山、海、空だけ。とても開放感があります。空からも海からも照らされる朝日を浴びながら、風に揺らされる木々の下でいただく朝食・・想造しただけでうっとりしてしまいます。

続いて、1棟の宿泊場所に案内していただきました。

五足のくつ 露天風呂

露天風呂からの景色。木々から微かに見える海が魅力的です

ひとつひとつのお部屋にお風呂がついているため、完全プライベートのお宿です。露天風呂を案内していただくと、木々がより一層茂っていました。実はこれ、わざと木々を多く茂らせているのだそう。木々の合間から見える海がさらに魅力的に見えます。
山の中腹にあるこちらの宿は、「キリスト教が伝来した中世の天草」をイメージして作られているそうです。

なぜ、このような山の中に「五足のくつ」を作ったのか。
人々はつかれた時に、何を求めるのでしょうか・・。癒やしを求めどこに行くのでしょうか・・。

その答えは『』なのだそうです。

海は、人々に未来や希望を与えてくれるものです。母なる大海原を感じることも、大切ではあります。しかし、疲弊した人々にとって海は逆効果なのです。疲弊しきった身体を受け入れてくれるのは、『山』であるそうです。ついさっきまで見えていた大海原を隠すように生い茂る木々には、そのような理由が込められていました。

丸尾焼の洗面台

丸尾焼の洗面台

天草の歴史を汲み取りつつも、現代の人々が求めるニーズを先取りする山崎さんのつくるお宿は、非常に魅力的なものでした。取材中に問いかけられたことがとても印象的でした。

どうして地球は丸いのだと思う?

その答えは「誰でも世界の中心になれるから」というものでした。九州でもなく、日本でもなく、アジアの中の天草であるここ「五足のくつ」では、西洋と東洋の文化が融合したエキゾチックな雰囲気を味わうことができます。

あとがき

私自身、旅行が好きで、海外に行くこともありますが、海外で日本人に会うと興ざめしてしまいませんか?せっかくの「非日常」で、日常に引き戻されるあの瞬間は避けたいですよね。「五足のくつ」では、満室時にもお客様から『今日は、ほかにお客はいないの?』と聞かれたほど、非日常を感じられる場所なのです。時間に縛られた忙しさから、心の余裕をなくしてしまっていませんか?是非、「五足のくつ」で贅沢な時間をお過ごしになってはいかがでしょうか?

取材にご協力していただいた「旅館 伊賀屋」もとてもオススメです!家族でたのしめる工夫が盛りだくさんなので、是非行ってみてください(^^)下の記事もご覧ください♪

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