天草プリンスホテルの女将 國武裕子さんインタビュー記事

2016年6月19日(日曜日)は天草プリンスホテルの女将「國武裕子」さんの元へ取材に行きました。そこで見えてきた問題やお聞きした情報をこの記事で紹介します。

天草プリンスホテルの情報

天草プリンスホテルには合わせて24部屋あります。また、朝食や夕食も提供しています。

女将「國武裕子」さんについて

國武さんは、天草プリンスホテルの女将であり、天草でヘルスツーリズムを実施ています。このヘルスツーリズムには、800円で誰でも参加することができます。そのため、天草プリンスホテルや周辺に宿泊しているお客さんと地元の参加者とウォーキングをしています。

さらに、ウォーキング後にはとても品数の多い栄養の考えられた朝食を食べることができます。そのため、ウォーキングと朝食が楽しみで宿泊にいらっしゃるお客さんもいるそうです。

天草プリンスホテルヘルスツーリズム

天草プリンスホテルヘルスツーリズム

熊本地震後のホテルの状況

天草プリンスホテルを含め、天草のホテルや観光施設などはほとんど地震被害はなかったそうです。なぜなら、天草は震源地からかなり離れているからです。

しかしながら、地震後は天草プリンスホテルだけで約1200件もの宿泊キャンセルが発生しました(地震前は宿泊率がほぼ100%)。キャンセルの電話が来るたびに胸が痛み、これからどうするかで悩んだそうです。さらに、天草全体の宿泊施設で1万件以上の宿泊キャンセルがあったのではないかとのことです。

そこで、女将の国武さんや他の宿泊施設の女将さんや従業員の方々、天草市などと連携することで、観光客増加のための活動を行われています。その結果、取材当日はなんとか12組ほど宿泊にいらっしゃっていました。

対談内容

・取材班
地震後は何か活動はされたりしていますか。

・国武さん
地震直後は女将の会に所属している女将さんたちと東京に行き、どのような活動をしているのかをアピールしに行きました。私は女将の会の副会長ですが、会長にこのような活動をしてもいいか確認したとき、後押ししていただけたため、すぐに行動を起こすことができました。
また、女将の会の会員が毎日のように博多駅に行き、チラシを配っていますが、中々チラシを受け取ってもらえないことも多いです。しかし、こちらが待つのではなく、こちらからどんどん行動していっています。

 

・取材班
他にも何か行動されたりしていますか。

・国武さん
私は1000枚の手紙を毎日50枚ずつ手書きで書きました。自分の字で思いを伝えたいと思い、1回目は手書きで書きました。この手紙を特に九州の方にお送りしました。そして、これからも全国に向けて手紙は書いていき、天草全体から情報を発信していきたいと思っています。

 

・取材班
海外の旅行者は地震後も来ていますか。

・国武さん

ヨーロッパやアメリカからいらっしゃっている方も多くはないですが、いらっしゃいます。韓国や中国、アジアの方はあまりいらっしゃらないです。
そこで、2015年に台湾の高雄との直行便が熊本空港にできたため、台湾に天草を宣伝しに行く予定です。

 

・取材班
英語や中国語などをスタッフの方は話せますか。

・国武さん
天草プリンスホテルには中国人のスタッフが3名(2016年6月時点)います。また、女将の会で英語の勉強会を行っていて、必要なコミュニケーションを取れるように勉強しています。

 

・取材班
話は変わりますが、ヘルスツーリズムは具体的にどんな活動ですか。

・国武さん
私は病気を患っていたのですが、私の体の病気が家族の心の病気になっていました。じゃあ、私が歩いて自分も家族も元気にしていこうと山登りを始めました。退院して1ヶ月で辛い中、頂上まで登れたんです。自分でもまさかできると思っていなくて、感動しました。
また、山登りでは風がささやき、太陽が元気をくれました。そこで、朝にお客さんと一緒に歩く活動を始めました。しかし、実際にお客さんと歩く中で、自分が色々なことを知らないとお客さんに正しい説明をできません。

そこで、「あの花はなんですか?」と聞かれても,答えられるように,図鑑とかでとても調べて覚えました。天草の情報を覚えて、ヘルスツーリズムの活動をしっかり始めるまで3年間かかりました

 

・取材班
どのような人たちがヘルスツーリズムに参加するのですか。

・国武さん
大分からツーリングでいらっしゃる10人くらいのお客様が何回もいらっしゃっています。中には大阪からバイクでいらっしゃるお客様もいらっしゃいます。
また、家族連れの方もいらっしゃいます。小学生のお子さんはいつも朝食をお食べになっていなかったそうですが、一緒に歩いた後、ご飯を2杯もおかわりしたそうです。お母様からとても感謝されて、嬉しかったです。その後も朝ご飯を楽しみに、何回もいらっしゃっています。

 

・取材班
何か工夫している点はありますか。

・国武さん
朝食は食事にも気をつかってみようということで始めました。「塩分抑えめ,地産地消,器まで天草」と、お客様の健康管理こそおもてなしにしたいということで、朝食プランを提供しています。ダメならダメでもともかくやってみることで、8年間続いています。また、自分たちのちから出頑張ったからこそ続いていると思っています。そして、自分たちで活動していたら、新たに観光地になった場所もあり、新たに駐車場も作られたりしています。

ヘルスツーリズムは合わせて48コースあります。四季や状況に合わせて天草をご案内することができます。また、天草プリンスホテル以外に宿泊している方や地元の方でも参加することができます。朝ご飯にもこだわっていて、栄養を考え、かなり多くの品数の朝食を提供させていただいています。
他にも、様々な場所や環境で歩くため、熊本大学の医療センターの原田先生から多くのアドバイスをいただいています。例えば、マダニとかの虫に噛まれないようにしたり、熱中症の対策など多くのアドバイスをいただいています。

取材を終えて

天草プリンスホテルの女将の国武さんは1度会ってしまうと、もう1度会いたくなるような人柄であり、とても活動的な方でした。まずは行動してみるということを大切にしていて、実際に行動し、結果を残していっていることが印象的でした。また、国武さんや従業員の方皆さんがとても親切丁寧だったため、とても心地よく取材をさせていただきました。

実際に取材してみて、女将の國武さんや従業員の方と接することで以下の様なことを感じました。「従業員の方とのコミュニケーション、料理、ヘルスツーリズムなどのサービス」など、どれを取っても満足度の高いサービスを提供できているのだろうと感じました。何十回、何百回と宿泊しているリピーターがいるのも頷けます。

ちょっとした癒しが欲しいときや何日もゆっくりしたいときには1度天草プリンスホテルに行ってみると、心からくつろげると思います。

リンク

天草プリンスホテルホームページ

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