熊本の大学生が人吉に行ってみた!①

2024年9月、私たちは熊本県南部の都市、人吉市を訪ねました。

人吉市と言えば、球磨川下りをはじめ、観光コンテンツが盛りだくさんの魅力ある地域です。

しかし、令和2(2020)年7月豪雨で、市内を流れる球磨川が氾濫。人吉市とその周辺は、甚大な被害を受けました。

現在も、人吉を通るJR肥薩線は復旧しておらず、もともと熊本市から遠いのもあり、少し行きにくい場所になってしまっています。

それでも、人吉市は、豪雨災害後の復興も進み、新しい観光名所もできています。

そんな人吉の現状と魅力を、私たちKumarismメンバーの視点を通して、全4回シリーズでお届けします。

熊本市から人吉までのアクセス

自動車の場合、熊本インターから九州自動車道を使い、人吉インターまではおよそ1時間です。

公共交通機関を使う場合、人吉へ向かうJR肥薩線が不通のため、高速バスを利用することになります。

熊本桜町バスターミナルから、宮崎行き、もしくは鹿児島行きの高速バスに乗ること約2時間、「人吉インターチェンジ」のバス停が人吉市街の最寄りとなります。バス停から市街地までは、路線バスやタクシーの利用をお勧めします。

特に、タクシーだと、インターから人吉駅まで約1,000円。複数人で行くならお手頃です。

現地で見た、豪雨災害の爪痕

本来は人吉市の玄関口として機能するはずの、JR人吉駅。ここを通るJR肥薩線は、かつてはSL人吉などが走る観光路線として人気がありました。ところが、球磨川を渡る橋が流されるなど、大きな被害を受けました。
2024年になって、八代~人吉間は、鉄道での復旧という方針が決まりましたが、いつ復旧するかはまだ決まっていないのが現状です。いつか人吉駅に列車が来る日が来ることを祈っています。

もう何年も列車が来ていない人吉駅のホーム。

人吉市中心部でも、球磨川から水があふれ、場所によっては4mを超える浸水被害があったそうです。
自分の背丈をはるかに上回る高さまで水が来るというのは、現地の様子を見てもなかなか想像ができないものでした。

ビルの壁面に、豪雨時に浸水した高さがかかれている。

それでも、復興が進んだ今、かつてのきれいなまちなみを取り戻しつつあります!
被害を受けた建物をリノベーションした新しいカフェなど、新しい魅力も生まれています。

被災後にできた、球磨川下りの乗船場やカフェなどを備えた観光施設「HASSENBA」

次回からは、そんな人吉の観光地の魅力をお伝えします!お楽しみに!

2025年1月8日現在
取材日2024年9月
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