[国指定重要文化財 祗園橋] 天草の乱の歴史を感じれる橋

天草市の祇園橋の割れ目

概要

祇園橋は、天草市の町山口川に架かる石橋で国の重要文化財にも指定されています。
この石橋は、天保3年(1832年)町山口村の庄屋、大谷健之助の発案で、下浦村の石屋、辰右衛門により、地元の砂岩を用いて建造されました。これは多脚式のアーチ形石橋で、長さ28.6m幅3.3mあり石造桁橋としては日本最大級です。石材を5本ずつ9列に並べ、計45本の石材で支えられています。上流側は石材の角を上流に向けて水切りをよくし、下流側は根元を開きぎみに立て水圧に耐えることができるように設計されています。

天草市の祇園橋の全体

天草市の祇園橋の全体

また、この付近は島原・天草の乱の激戦地のひとつでもあります。寛永14年(1637年)11月、町山口川を挟んで天草四郎の率いる一揆勢と富岡城番代三宅藤兵衛の唐津軍が激突し、双方に多くの戦死者が出ました。その数は数百千とも言われ、それらの死体により川はせき止められ、血で赤く染まったと言われています。

おすすめポイント

天草市の祇園橋の端

天草市の祇園橋の端

  • 石橋自体は江戸時代後期に架けられたものですが、石橋の下にある岩は島原・天草の乱当時から変わらないと言われています。干潮時にはコケに覆われた岩肌があらわになり歴史の面影を感じることができます。
  • 現役の石橋で、修繕も丁寧に行われており歩いて渡ることができます。
  • 名前の由来の通り、すぐ向かいには祇園神社があります。社と石橋の眺めには特別なものがあり、荘厳な印象を与えています。

まとめ

天草市の祇園橋の端からの視点

天草市の祇園橋の端からの視点

祗園橋は、本渡バスセンターから少し距離はありますが、周辺には飲食店も多く比較的開けたところにあります。その中でもこの石橋は異質な雰囲気を醸し出しており、自然と引き寄せられていきます。近くからは豪快に、遠くからは整然とした印象を与え、味わいの深い美しさがあります。天草市を訪れた際にはぜひ行ってみたいオススメの場所です!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です